肺炎は、2011年から「がん」「心疾患」に次いで、死因の3位を占めています。戦前と異なり、多くの種類の抗生物質が使用できる時代に、なぜ、死因の上位を占めるのでしょうか?これには高齢化社会が密接に関係しています。肺炎の死亡者数の96%以上を65歳以上の高齢者が占めているのです。 高齢者に起こる肺炎は、誤嚥と無関係ではありません。食事中にむせていると飲みこみがうまくいっていないこと(誤嚥)を疑いますが、実は、夜間寝ている間に唾液を誤嚥していることも多いのです。肺炎をおこすと、治っても元通りの活動度に戻れないことが多くなり、中には肺炎を何度も繰り返す患者さんもおられます。この講座では、嚥下のしくみ、高齢者と誤嚥の関係、誤嚥によって起こる肺炎についてお話しします。さらに、誤嚥による肺炎の予防についても考えていきます。 また最近、テレビ等で肺炎ワクチンのコマーシャルを目にされると思います。肺炎の予防という観点から、この肺炎ワクチンについてもお話ししたいと思います。
期間 | 2017年12月2日 |
回数 | 1 |
曜日 | 土 |
時間 | 14:30~16:00 |
定員 | 27名(最少開講人数9名) |
受講料 | 2,000円 |
OPクレジット カード | 1,800円、イベントコード:2353 小田急まなたび受付ダイヤル 0570-550-698 詳細はこちら |
申込期間 | 2017年8月23日〜2017年11月22日 |
会場 | ユニコムプラザさがみはらミーティングルーム4 |
対象 | - |
テキスト | - |
持ち物 | - |
備考 | - |
開講日 | 内容 | |
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1 | 2017年12月2日 | - |
沓澤 智子(くつざわ ともこ)東海大学健康科学部学部長、東海大学健康科学部看護学科教授 専門領域は、呼吸器内科学。健康科学部看護学科で看護基礎教育に携わりながら、医学部付属病院で非常勤医師として呼吸器内科の診療をしている。研究テーマは、慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の運動負荷。