玉と権力の表象

概要

 古墳時代の玉には石製のものとガラス製のものとの2種類があり、どちらも副葬品として古墳に供えられています。翡翠の勾玉や碧玉の管玉は石製玉ですが、素材の多くは日本列島内で産出するものです。いっぽう最近の研究によって、ガラス製の玉はすべてが中近東からインド洋沿岸部・東南アジア経由でもたらされた舶来品であったことがわかってきました。遠方からもたらされる非常に貴重な「宝」だったわけです。さらに、碧玉とされてきた管玉のうち青味の濃い一群の玉もまた、朝鮮半島北部から輸入された舶載玉であったこともわかっています。  つまり身近な装身具とされてきた玉が、実は非常に希少価値の高い「宝」であると再評価されるべき事態を迎えているのです。玉が権力の源泉としてどのような働きを古墳時代の社会で果たしたのか、私はこの点を論じます。

講座詳細

期間2017年11月25日
回数1
曜日
時間13:20~14:50
定員100名
受講料1,000円(キャンセルに伴う返金は対象外となります)
OPクレジット
カード
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申込期間2017年8月23日〜2017年11月15日
会場高輪校舎
対象-
テキスト-
持ち物-
備考-

開講日・内容

開講日内容
12017年11月25日-

講師

北條 芳隆(ほうじょう よしたか)東海大学文学部教授、文学部長
1960年、長野県生まれ。1985年岡山大学法文学部卒業、1991年大阪大学大学院博士後期課程満期退学。1992年~2002年徳島大学埋蔵文化財調査室。2002年~東海大学文学部歴史学科考古学専攻。古墳時代の成立 過程の研究をテーマとして、古墳の設計や腕輪形石製品の研究を進めている。

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