考古学散歩(稲作と古墳と太陽を考える)

概要

 考古学は過去の人類史を探る学問ですが、日本列島の歴史を考えるときに重要なテーマとなるのが稲作です。稲作がいかに大切にされてきたのかは、江戸時代までの日本社会で価値の根幹を担ったのが稲の収穫高だったことをみても明らかです。  ではなぜ稲作はそこまで重視されたのでしょうか。この点を探るために、私はここ15年間、沖縄県西表島での考古学調査を進めています。意外に思われるかもしれませんが、西表島でどのようにして稲作は始まり、その後の展開はどうだったのかを知れば、単純化したモデルが完成します。それを当てはめれば日本列島全体の過去の姿が浮き彫りになるわけです。その成果からフィードバックして、弥生文化の誕生や古墳文化の展開、そして稲作や太陽にまつわる神話の生成過程の問題を考えることにします。

講座詳細

期間2017年5月10日〜2017年7月5日
回数6
曜日水曜日
時間18:30〜20:00
定員40名(最小開講人数9名)
受講料12,000円
OPクレジット
カード
10,800円、イベントコード:2237
小田急まなたび受付ダイヤル 0570-550-698 詳細はこちら
申込期間2017年2月22日〜2017年4月24日
会場ユニコムプラザさがみはら
対象-
テキスト-
持ち物-
備考-

開講日・内容

開講日内容
12017年5月10日男を遊ばせないという施策 (西表島の調査から浮き彫りになる稲作農耕民の姿)
22017年5月17日稲束貨幣論 (弥生時代から稲作は一貫して貨幣生産だった)
32017年5月31日海を渡る稲 (大廓エクスパンション)
42017年6月14日日の出農事暦 (福岡県平原1号墓が示す影をもちいた暦計)
52017年6月21日邪馬台国の成立過程を考える (神武東征と戦後日本考古学)
62017年7月5日神話の原型を考える (津波神話と龍宮信仰・火山神話と太陽信仰)

講師

北條 芳隆 (ほうじょう よしたか) 東海大学文学部教授、文学部長
1960年、長野県生まれ。1985年岡山大学法文学部卒業、1991年大阪大学大学院博士後期課程満期退学。1992年~2002年徳島大学埋蔵文化財調査室。2002年~東海大学文学部歴史学科考古学専攻。古墳時代の成立過程の研究をテーマとして、古墳の設計や腕輪形石製品の研究を進めている。

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