科学論の挑戦

─科学の歴史や哲学から現代について考える

概要

 講義では、科学論のいくつかのトピックを紹介しつつ、現代の私たちにとって必要な科学理解を深めていきます。科学について、歴史的、社会学的、哲学的な視点等を用いつつ、大局的、総合的に考察することは、科学論と呼ばれます。現代において、科学は自然の謎を解き明かし、産業や生活において役立つ知識を生み出す一方で、環境問題やエネルギー問題、戦争や生命操作などの問題とも深く関わっています。こうした時代においては、私たち一人ひとりが科学論的な見方に触れ、科学の持つ可能性や意義、あるいは問題点や限界について理解を深めることが重要になります。  例として「科学は進歩するだろうか」「科学は客観的で中立な知識だろうか」という問題を検討します。科学の進歩に関しては、17世紀において近代物理学を切り開いた、アイザック・ニュートンやガリレオ・ガリレイといった科学者たちを取り上げます。現代では、彼らは科学の進歩をもたらしたと評価されるのが一般的ですが、どこまでそのように言ってよいのでしょうか。次に、科学のいわゆる客観性や中立性に関しては、科学の本性について考察した17世紀の哲学者・科学者、ルネ・デカルト、あるいは14世紀の人文主義者、フランチェスコ・ペトラルカの例を見てみます。彼らによれば、科学という営みはどのような特質を持っているのでしょうか。彼らの議論から私たち現代人がどのようなメッセージを汲みとれるか、考えてみましょう。

講座詳細

期間2016年11月11日
回数1
曜日
時間18:30~20:00
定員50名(最少開講人数15名)
受講料500円(当日徴収。ただし資料準備のため事前申込が必要です)
OPクレジット
カード
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申込期間2016年8月24日〜2016年11月1日
会場ユニコムプラザさがみはら
対象-
テキスト-
持ち物
備考-

開講日・内容

開講日内容
12016年11月11日-

講師

東 慎一郎(ひがし しんいちろう)東海大学現代教養センター准教授
東京大学大学院総合文化研究科単位取得退学。フランソワ・ラブレー・ トゥール大学大学院(フランス)修了。Ph.D.(哲学)。専門はヨーロッ パ科学史、学問論史。 
○論文:「伝統的コスモスの持続と多様性―イエズス会における自然哲学 と数学観」(平井浩編『ミクロコスモス―初期近代精神史研究』第1集、 月曜社、2010年 所収)ほか
○訳書:ジョン・ヘンリー著『一七世紀科学革命』(岩波書店、2005年) ほか

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