加齢に伴う皮膚バリア機能の変化とかゆみ

概要

 皮膚は、体の最外層を覆う人体最大の臓器です。皮膚の機能で最も重要な「皮膚バリア」は、外来異物などの侵入を防ぐ(外→内のバリア)だけではなく、体の中の水分が外に漏れ出るのを防ぐ(内→外のバリア)役割があります。皮膚バリアを構成する重要な因子には、1)角質細胞間脂質、2)天然保湿因子、3)密着結合が挙げられ、これらはさまざまな刺激等で破壊されても速やかに修復されます。加齢による細胞変化は、これらの皮膚バリアを構成する因子の産生、そして皮膚バリアの修復機構に影響を与え、その結果、皮膚の乾燥を誘導すると考えられています。  加齢変化による乾燥肌、また冬季に認められる乾燥肌などでは、多くの方がかゆみを感じていると思います。かゆみは「引っ掻きたくなるような不快な感覚」と定義されるように、反射的に搔き動作を引き起こします。このかゆみと搔き動作の一連の反応は、痛みと逃避反射に見られるような一種の生体防御反応であると考えられています。つまり、乾燥肌に伴うかゆみは皮膚バリア機能の壊れた状況を私たちに伝えている可能性があるのです。  この講座では、加齢に伴う皮膚バリア機能の変化に着目し、どうして乾燥肌になるのか、またどうしてかゆみを感じるのかについて、これまでの研究成果をもとに解説します。さらに、それらの科学的エビデンスに基づいて、日常生活における乾燥肌の留意事項や対策について考えたいと思います。

講座詳細

期間2016年9月28日
回数1
曜日
時間18:30~20:00
定員27名(最少開講人数9名)
受講料2,000円
OPクレジット
カード
1,800円、イベントコード:2101
小田急まなたび受付ダイヤル 0570-550-698 詳細はこちら
申込期間2016年8月24日〜2016年9月16日
会場ユニコムプラザさがみはら
対象-
テキスト-
持ち物
備考-

開講日・内容

開講日内容
12016年9月28日-

講師

加茂 敦子(かも あつこ) 東海大学健康科学部講師
山形大学医学部看護学科卒業後、看護師として病院勤務を経て、順天堂 大学大学院医学研究科博士課程修了。2013年より現職。専門は、解剖生 理学、痒み科学。

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