日向の古墳と葬祭のマツリ

概要

 古来より、人は他者の死に際し特別な感情をいだき、時には葬送に伴う儀礼を通じて死者に哀悼の意を捧げ、安らかな眠りを願ってきました。古墳時代においては、古墳に残された副葬品、あるいは埴輪や土器などのさまざまな痕跡に、死者を厳重に保護したり、飲食を共にするなどの儀礼が執り行われたことを知ることができますし、被葬者が首長であった場合には、その首長権の継承儀礼が行われた可能性も考えられます。  日向地域では、九州最大の前方後円墳である女狭穂塚(西都市西都原古墳群)などの高塚古墳が群として数多く存在する一方で、在地墓制である地下式横穴墓が高塚古墳と分布域を混在させながら、時には高塚古墳の埋葬主体を地下式横穴墓とする独自のスタイルも採用しています。近年では、ヤマト王権とのつながりが見える百足塚古墳(新富町新田原古墳群)で明らかになった埴輪群像よる葬送儀礼や島内地下式横穴墓群(えびの市)での武器武具を中心とする鉄器等の大量副葬など注目すべき古墳の調査が相次ぐ中で、地下式横穴墓では被葬者の顔面に赤色顔料を塗布する儀礼や集骨行為などが行われていることも知られています。これら日向地域における葬送とマツリの実態を通して、地方における多様な葬送儀礼のあり方を探ります。

講座詳細

期間2017年1月14日
回数1
曜日
時間13:20~14:50
定員100名-
受講料1,000円(キャンセルに伴う返金は対象外となります)
OPクレジット
カード
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申込期間2016年8月24日〜2016年12月26日
会場東海大学 高輪キャンパス
対象-
テキスト-
持ち物
備考-

開講日・内容

開講日内容
12016年11月12日-

講師

二宮 満夫(にのみや みつお) 宮崎県教育庁文化財課主査
1974年大阪府生まれ。奈良大学文学部文化財学科卒業。2004年より宮崎県立西都原考古博物館、宮崎県埋蔵文化財センターを経て、2013年より現職。 
○論文等:「河内渋川廃寺異聞」(『続文化財学論集』)、「南九州の小京都を掘る」(『宮崎県文化講座研究紀要』)

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